ここ10年ほどでカフェなどでジャズやボサノバがよく耳にするようになりました。
CDショップに行くとその手のコンピレーションアルバムがこれでもかって位並んでますし、ジョアンジルベルト、カルロスジョビン、ナラ・レオンといった往年の名曲のコンピレーションアルバムからジブリやJ-popなどをボサノバにアレンジしたものまで多種多様な音楽が聞くことができます。
教本でも一緒でここ10年くらいでボサノヴァの教本もよく見受けられるようになりました。
僕がボサノヴァに最初に出会ったのは20年ほど前、まだそれほど流行ってなかったときです。その当時フレンチポップ系のコード進行に興味をいだいていた僕はそれがテンションコードによるものだと言うことに気づき、また、ボサノヴァとフレンチポップはコードの色が近いことにも気づいたのがそのころでした。
フレンチポップはフランス、ボサノヴァはブラジルですからちっとも関係ないように思えますが、その後1970年代に出来たボサノヴァが市民権を得たきっかけがフランス映画への採用だったことがわかり、裏付けを得たような気持ちになりました。
(ボサノバはボサノヴァとも書かれ、まぁどっちでも良いのですが本当はボサノヴァの方が発音には近いと思います。)
ボサノヴァはジャズと同軸で捉えられることが多いですが、実際は生まれた場所も歴史も特徴も違います。ただ親和性が高く、それに気づいたアーティストがアメリカに持ち込み演奏をしたので現在はボサノヴァの曲をジャズのライブで聞いても違和感はなくなっています。
ボサノヴァは僕もたまに生徒さんに教えますが実はそれほど難しくありません。もっといえば初心者でも中級者でも難易度にそれほど差が出ないのが特徴とも言えます。
理由は簡単でバレーコードを押えなくていいコードが多いのと中級者でも初心者でもはじめて押さえる形なので同じくらいの努力で押さえることができます。
また指弾きですが、リズムが1パターン覚えれば事足りるのも大きいです。ジャズなどに比べてスウィング(ノリ)がそれほどなく、弾けた気になれます。
でも簡単と言ってもその日に弾けるほどは甘くはありません。テクニカルなプレイがあまりなくリズムも穏やかな曲が多く、ソロもジャズのようなアドリブソロもありますが、事前にコードソロなどを考えたりしても大丈夫ですので入りやすくある程度先まで進めます。
もちろん難しくなると速いスピードもありますし、倍速にしてグルーブをつけてサンバ調にしていくとゴーストノートを入れたりとそれなりに難しくなります。
ジョアン・ジルベルトっぽいプレイスタイルは比較的難易度が低いですが、バーデン・パウエル系だとぐっと難しくなりますね。
ジョアン・ジルベルト
バーデン・パウエル
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